4半世紀前、とある小児科ビルの片隅で、家内と2人ではじめたのが、現『えがわ歯科矯正歯科』の前身である、『頴川歯科』であります。
当初、週の半分は、適当な研究機関に、などとノーテンキに考えていましたが、開業から6〜7年は、まさに患者さんの洪水であり、診療以外にプライベ−トの時間すらロクにないありさまで、結局、今に至るまで、開業一筋の歯医者人生となりました。
また、開業場所が小児科ビル内であったこともあり、“矯正歯科”に力を入れてきましたが、総イレバのおじいさんまで、“矯正してくれ”と、おかかりになる事があり、(くだんの小児科の先生の待合室は、なぜか“高齢化”された子供さんがいっぱい、いらっしゃいます)自然、現在の“歯科矯正歯科”の診療スタイルが、出来上がっていきました。
その後、平成8年、父の死去に伴い、出身地である沼津市に移転し『えがわ歯科矯正歯科』として、再スタ−トをきりましたが、矯正歯科と、一般歯科を、同一歯科医院で対処できるのは、やはり患者さんにとって、かなりのメリットになるようです。
このホームページのおいたち
タイミングは最悪だった。
思い起こしてもらいたい。
キンシャサのリングで、フォアマンに滅多打ちになっていたアリが、ラウンド終了間際、必殺の電光パンチで鮮やかな逆転KOを決めた、未曾有の快挙を。
そして、もしもその刹那、背負っていたロ−プが切れて、もんどりうってリングから転げ落ちたとしたら、その限りない無様さを。
ついでにトランクスのゴムひもまで切れて、「こんなハズではなかった」と途方にくれている、無様を通り越した悲惨さを。
いつかは、ささやかな症例集をまとめるつもりだった。
過去10年ほど前より、私にしてはマシ、と思える症例を少しずつ整理していたし、このホ−ムペ−ジも、本来、もっと、もっと、ビジュアルな症例情報で満載にする予定だったのだ。
ところが驚くべし、個人情報保護法の施行が、素晴らしいタイミングで決まった。
長年、老後のひそかな楽しみとしていたものが、いきなり、根こそぎ吹き飛ばされたのだ。
もはや、原案のままホ−ムペ−ジをアップする事など、到底できそうもないので、マズイと思われる部分を削除したが、もともとのプアな内容が、「仲良くドーナツを分けよう、内側は残してあげるからね」みたいなものになってしまった。
今後の成り行きを見守るほかないのだろうが、これからは患者さんの顔面の撮影など、フルフェイスのヘルメット着用が義務付けられるかもしれない。
ところで、指名手配の写真とか問題になりはしないのだろうか?
本人の許可を得て使っているとは思えないのだが。