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歯痛の話 歯痛の治療 「神経をとる」という治療は、歯医者の専売特許である。(お医者さんは腹痛の患者さんに、おなかの神経をとろうとは言わない、…と思う。) 歯痛がある場合、選択枝は2つしかない。 どちらがよいか、と言えば、残すほうがよいに決まっている。とる以外方法がないと見極めがつくまで、少なくとも経過観察的治療はすべきなのだ。
なぜなら、ある程度現在の苦痛をガマンしてもらう事が前提となるし、努力が実を結ばず、結局神経をとらざるを得なくなったりする可能性もあるのだ。(なんという幸せだろうか。努力や善意は、必ずしも報われないという人生訓まで、治療により得られるのだ。) ついで、やむをえない結果としての神経をとる治療だが、上手くやればそう悪いものではない。なにしろ、痛みはすぐなくなる。
歯の根っこは複雑な形態のものも多く、この治療は術者サイドに、かなりのスキルと根性が試される事となる。 正直に述べるが、こんな高難度の根っこの治療など、数年に一度マグレでうまく治療できたものは、私の歯科医院の永久記念としているほどだ。 とは言え、対策は講じてある。 抗菌剤によるムシ歯治療
余話(ヘンな歯痛) 世界の七不思議ほどではないが、歯医者の世界にも(私が歯医者をしている事など)不思議は多い。 “歯医者にかかっているのに歯痛が治らないとボヤくヒトが、横丁に一人はいる歯医者評論家とかの井戸端会議の結果、ヤブではないかと転医を勧められ、ピタリと治った。治療法は全く同等であったが、結果がまるで違うところから、やはり名医は違うと皆で英断を称えあったはいいが、同様の状況で、くだんの名医からヤブ先生のところへ転医する患者さんがいた” という内容であった。 |
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